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アベノミクスの3本の矢とは、金融緩和,財政出動,成長戦略)

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私が運営している中学生向けのメールマガジンから抜粋して、記載します。



(#)安倍晋三 内閣総理大臣
安倍総理大臣は、第96代の内閣総理大臣です。ちなみに、第1代内閣総理大臣は、伊藤博文で、1885年(明治18年)のことですので、これまでの128年間でのべ96人が就任していることになります。なお、重複している人もいますから、これまで総理大臣を経験したのは、62人です。



(#)アベノミクス
アベノミクスは、安倍総理大臣が掲げる経済政策を指します。
アベノミクスの3本の矢、つまり、政策の3つの柱は、「金融緩和」、「財政出動」、「成長戦略」です。

金融緩和は、世の中に出回るお金を増やして、景気をよくすることを目指します。日本銀行が大きな役割を担います。
現在の日本では、デフレーション(デフレ)が問題になっています。物価が下がり続け、お金の価値が上がる状態がデフレです。
物価が安いと消費者にとっては、ありがたいことだと思いますが、売る側の人たちにとっては、利益が減りますから、従業員の賃金が低下して支出をひかえるようになります。
そうすると、他の商品も売れなくなり、価格を引き下げなければならなくなる、という悪循環になります。こういうデフレによる悪循環を「デフレスパイラル」といいます。
金融緩和は、デフレ対策でもあります。

財政出動は、公共事業(主に土木工事)などに財政資金を投入して、雇用者を増やして、景気をよくすることを目指します。

成長戦略は、この先、成長が期待され分野、例えば、グリーンエネルギー(再生可能エネルギー)や、医療(iPS細胞による医療への研究など)に、財政資金を投入して、民間企業を応援して、景気をよくすることを目指します。


私見ですが、これらの経済政策は、とにかく、大きなお金をドカンと投入して、世の中のお金の流れ(循環)を良くして、国民生活をよくしようという狙いだと思うのですが、
この政策が上手く行かなければ、投入した大きなお金は政府(国)の借金として残り、ただでさえ、約1000兆円もの莫大な借金がさらに増えることになります。
財政において、歳入と歳出のバランスが保たれるように運営するための規律を「財政規律」といいます。当然、守られなければなりませんが、現在は借金のツケが先送り(蓄積)しています。今の政治家の方々が他界された後も、借金は残ります。
私は、その点が気がかりです。日本には資産もありますが、少子高齢化が進む中で、この1000兆円もの借金を減らしていくことは容易ではありません。財政破綻の可能性もあります。
悲観的なことを書いてしまいましたが、危機意識をもっておくべきだと思います。
30年後に、今の政策がどういう評価をされているだろうか? 安倍総理大臣はどういう評価をされているだろうか?
中学生のみなさんもぜひ、今の政治に関心をもってみてください。今の政治がみなさんの将来にも影響していきますから。
なお、私なりに考える景気対策については、国民が一致団結してお金を使う運動を行い、その結果、景気指数などがどうなるかという壮大な実験を試みてみたら面白いと思います。(お金を使って商品やサービスを買うのですから、損したことにはなりません。)
よく、景気の「気」は、 気持ち(気分)の「気」だと言われますが、私は、気概の「気」という積極的な気持ちで、国民の側から景気をよくしていくべきだと思うのです。


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小さな幸せ 景気の「気」は、気概の「気」
by arigatoulife | 2013-01-23 02:20 | 社会問題
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